平成30年調剤報酬改定への対応に関して

2018年(平成30年)4月に、2年に1度行われる調剤報酬の改定が施行されました。これにより、皆さんが薬局やドラッグストアへ処方箋を持っていったときに支払う金額が変わります。今回の改定では一般的な処方箋であればおおよそのケースで安くなる、患者側には嬉しい改定内容になっています。(※すべてのケースで安くなるわけではありません)

しかし、これまでおくすりロコで掲載していた各薬局の「調剤技術料金」によって薬局ごとに支払う金額が変わるのは同じです。
「結局どこの薬局が安いの?」
「私の使っている薬局は安くなるの?」

これらの疑問におくすりロコは最新のデータでお応えいたします。現在、改定内容に沿った調剤技術料計算へのシステム改修対応中です。7月より最新データに更新した記事で皆様のお役に立てるよう鋭意作業中ですので今しばらくお待ち下さい。

【おさらい】薬局の料金の決まり方

簡単ではありますが、薬局で支払う金額の仕組みをおさらいしておきましょう。
細かいルールはたくさんありますが、おおよそ以下の3つで決まります。

・薬剤料(薬価)
これは薬そのものの値段です。国で決められており全国どの薬局でも均一料金です。

・薬学管理料
お薬手帳の有無や最近少し言葉を聞くようになってきた「かかりつけ薬剤師」制度の有無などで変わります。この金額は、薬局ごとに決められている金額ではなく、患者ごとに変わる金額です。

・調剤技術料
一般の人にはほとんど意識されていないですが、薬局ごとに決められている「ベース金額」のようなものがあります。これが調剤技術料で、月に1回、薬局の状況(ジェネリック対応状況、処方箋の受付枚数など)によって更新されます。

調剤技術料は処方箋の内容の有無にかかわらず、薬局単位で決まっているのでその薬局で薬を受け取る患者全てに等しく請求されます。ですので、この調剤技術料が薬局の値段を決めるといっても過言ではありません。

調剤技術料はどうやったらわかるか

調剤技術料は、保険適用前の金額で1,000円近く行く場合もあります。つまり、選ぶ薬局によっては同じ処方箋1枚でもそれだけの費用が変わるということです(健康保険適用後であればその3割が自己負担金となります)。金額的なインパクトは結構あるにもかかわらず、まだまだ認知されていないがゆえに見逃されているのが調剤技術料です。

ところが、調剤技術料を知りたいと思ってもどこにもこの情報は載っていません。薬局のホームページにも通常は記載ありません。薬局に行って薬剤師に聞いてみれば答えてくれるはずですが、あまり現実的ではありません。

ではどうやったら一般の私達が調剤技術料を知ることができるのか、というご要望に応えたのがこの「おくすりロコ」です。

調剤技術料の計算元になる情報は、実は一般的に公開されています。それを元に調剤技術料を計算するには結構めんどくさい計算が必要ですが、おくすりロコではその計算結果を各掲載薬局について明示的に表示しています。

また、前述のように調剤技術料は月に1回更新されます。ですので、「今最新の調剤技術料を知りたい」といったニーズに対応できるのは、現状おくすりロコの記事しか無いといってもいいかと思います。

調剤技術料の表示に関して、参考として以下の記事をご覧いただければと思います。

薬局は自分で選ぼう

薬局や薬剤師の仕事は、「処方箋を処理して患者に薬を渡す」だけではありません。薬に関する専門知識を持って個々人の相談に対応したり、場合によっては地域全体の健康促進のために活動されていたりしますので、調剤技術料だけで薬局を選ぶというのは少し極端かもしれません。

それでも、私達は「できるだけ安いものを買う」という行動原理に基づいて、ちょっと足を運んでセールしているお店を選んだり、同じ金額だったら愛想の良い店員さんのいるお店を自分で選択しています。

薬局も例外ではありません。「同じ薬をもらうなら安い薬局」がいいですし、「同じ金額なら優しい薬剤師のいる薬局」のほうがやっぱり気持ちいいものです。

おくすりロコでお得な薬局を選んで、ぜひ「賢い患者」になりましょう!

(おくすりロコ事務局)